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2011年11月19日

トイレッツ

セガが開発した立ち小便で遊ぶゲーム。
いろんなとこに開発の苦労があると思いますが、開発者の一人である十文字さんのコメントに思い入れがにじみ出していたので備忘録的に紹介。

セガの社内男子トイレから生まれた「トイレッツ」 血と汗とその他を流した苦闘の物語
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000031-zdn_n-inet

「女性には理解されないかもしれませんが……」と切り出したのは、トイレッツを発案者で開発チームチーフディレクター、十文字新さん(34)。「ずっと昔から、男の子にとって人生で最初に握るコントローラーだと思っていました。子供の頃、誰もが積もった雪の上に尿で文字を書いたことがあります。これは、コントロールして遊ぶゲームとの根源的な出合いではないか。男の人だったら全員共感してくれると思い、企画として提案してみたところ、上司もノリノリになって作り始めたのがトイレッツでした」



泌尿器科で尿の勢いを測定する「尿流測定(ウロフロメトリー)」という非常になじみの深い検査があります。
専用の便器におしっこをしてもらい、1秒間に排出される尿量が測定されて、折れ線グラフで結果が出てきます。
泌尿器科医はその検査結果を見ながら、膀胱の収縮力や尿道の閉塞具合を評価します。

ほとんどの泌尿器科医は、いろんな患者さんのウロフロの結果を見てきています。

すごい勢いで排尿されて折れ線グラフを突き抜ける方もいれば、チョボチョボ・チョロチョロとあまりに勢いがないので検査機械が勝手に終了してしまうぐらいの方もいます。

それを考えると、前立腺肥大症や慢性前立腺炎の男性には精神的に辛いゲームになりそうですが、個人的にはぜひ遊んでみたいと思っています。


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トイレッツ(2)(2012-07-12 16:02)


Posted by KK実験室 at 12:35│Comments(3)トイレ
この記事へのコメント
遊び感覚で楽しいと思いますが、どうしても排尿を専門としているものとしては、尿流を計測して、それが年齢的にどうかというような使い方をしてほしいなーと思います。どうしても尿の勢いは他人と比べることがないので、非常に悪くても‘こんなもんか’と思ってしまえば、それまでになってしまいます。実は大学にいるときに、24時間の尿流測定を医局員に協力してもらい行ったところ、その中に1例排尿障害を伴っていたものがいました。本人に聞いてみるとやはり‘こんなものだとおもっていました’との返事、泌尿器科医でさえこのような感じですから、一般の人では、尿流不良なことをより意識しないと思います。早期発見・早期治療の意味からも、nomogramのようなものにプロットして「あなたに尿の勢いは○○歳ぐらい」なんかというようにでると、面白いと思いますがね。
Posted by kahonda at 2011年11月22日 14:13
本田先生のおっしゃる通り、排尿障害があってもこんなもんかと思っている方は多いと思います。

そんな人のためにも、遊び感覚の尿流測定ゲームだけど、実はちょっと医学的にも役に立つような、排尿障害の早期発見につながるようなものが出来たら良いですね。

そういえば、患者さんから聞いた問診では軽度の排尿障害程度だったのに、尿流測定はチビチビ・チョロチョロだったりと、問診と尿流測定の結果がすごく乖離してビックリしたり、排尿で困っていないと言ってても、膀胱鏡したら肉柱形成や膀胱憩室がバリバリの人もいますよね。

そう考えて行くと、排尿障害の自覚を促すためにも、このゲームはもっと進歩して行って欲しいと思います。
Posted by KK実験室 at 2011年11月22日 16:22
某病院の中央トイレの1か所に自作の尿流測定装置が付いていて、頼んでも無いのに勝手に尿流を測定して、データが悪いと泌尿器科に行って下さいってコメントが出る装置がありました。今考えたら良いアイデアと思いますが、いくらでもバイアスかけられそうで、信頼性はチョットって感じ。今もあるかは不明です。
Posted by KAZUO at 2011年11月22日 19:05
 
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