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2013年01月17日

紹介が難しい疾患

ただいま留学準備で紹介状を絶賛書きまくり中のKK実験室管理者です。

OABに抗コリンの方々、BPHにα1ブロッカー+抗コリンの方々、生検済みのPSAフォローの方々、PKのMABで安定中の方々などなど。

泌尿器科以外の先生方にはOABやBPHでPSA低値で症状安定中の方々をお願いしております。

引き受けていただいてくれる先生方に、本気で感謝しています。

ありがとうございます。

泌尿器科を閉鎖して留学に行かせてくれる皆様の懐の深さに感涙の極みです。

マジで、帰国後はご恩返しが出来るように頑張ります。


紹介状記載の嵐の経験から、紹介するのがためらわれる、または、なかなか受け入れていただけない疾患についてちょっと。

・高齢者のPSA高値で経過観察中のBPH
・がっちり全身検索していないMAB中のPK
・定期交換中の膀胱瘻、腎瘻、DJステント(特に寝たきりの方々)
・難治性OAB
・IC
・いろいろ試しているDHIC
・患者さんの希望でちょっとズレた処方をしている場合
・経過の長い慢性前立腺炎様症状
・他の病院でしていない治療をしている場合
・複雑な病院遍歴の場合
・愛着が湧きすぎている場合 etc....

って、書きはじめたらキリがありません。

で、今回のこの経験で感じた事は、「今後、自分に上記の疾患の紹介打診があったら、出来る限り快く受けよう!」です。

開業医や大学病院やバリバリ民間病院ではなかなかフォローが難しい場合がある事はある程度知っています。

今回、紹介元の苦労を実感した経験から、今後は上記の疾患はガンガン受けて行こうと思ってます。

中には明らかに能力が足りない場合や、爆弾疾患も混じっているでしょうが、それを見極めて断る能力もつけつつ、帰国後は出来る限り受けていきます。


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Posted by KK実験室 at 00:31│Comments(3)雑記
この記事へのコメント
 こんにちは。いつぞやコメントさせていただいた者です。

 KK先生は留学なさるのですか?何年ほど留学されるのでしょうか?また、留学に当たりこのブログは閉鎖してしまうのですか?留学中は先生とコンタクトを取ることは出来ないのでしょうか。

 留学によって新たなる知識・経験・道が開けることを我々患者としても心からお祈り致します。
Posted by 慢性前立腺炎と僕の日常ブログ管理人 at 2013年03月26日 11:53
2年間ほど留学してまいります。
このブログはまだ閉鎖しないで生存報告としても継続しようと考えております。
今後とも宜しくお願いいたします。
Posted by KK実験室KK実験室 at 2013年03月26日 21:11
そうですか、良かったです。ちょくちょくブログは拝見させていただきますね。kk先生のように志の高い医師が増えることを心から祈ります。

お聞きしたいのですが、慢性前立腺炎と慢性膀胱炎と間質性膀胱炎は違う病気なのでしょうか?これらの見分け方はあるのですか?
Posted by 慢性前立腺炎と僕の日常ブログ管理人 at 2013年03月26日 23:06
 
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